夏休みの終わりのある夜、小学校の幼馴染家族と、3家族集合して虫捕りに行きました。
うちの近所で、カブト虫やクワガタ、とれんでー。という信じられない魅惑のお誘いをいただいたのです。
だって、東京からすぐ、のところでですよ。
自然いっぱいの場所で子ども時代育ちましたが、野生のカブトもクワガタも、見た記憶がない。ましてや、捕ったこともない。
幼馴染の達人男子は、住宅街のすぐ脇にある林に入っていくと、勝手知ったる我が家とばかりに、
ここに3匹いるわ、
この奥の穴や、
と、真っ暗な中で暗視カメラで見ているかのように見つけるのです。
匂う、のだそうです。
もう、幼馴染の女の子と、←(といってももちろんわたしと同い年、笑)
ホンマにぃ?の連発でした。
ぜんぜんみえへんー!
たくさん生息している虫たちの中から、最小限、ちゃんとお世話できそうな分を網に入れて、子どもも大興奮です。
さらには、ムカデが自分の身体と変わらぬサイズのゴキブリを捕食している姿をみて、これまた大興奮。
映像撮りたいー、と慌ててスマホを出すも暗くて断念、、、。
昆虫図鑑で見るようなひとコマでしたよ。
子どもたちは、何を聞いても教えてくれる達人男子に、すっかり魅入られて、大尊敬の眼差し。
わたしには、とてもとても教えてあげられないことです。
幼馴染女子とこれまた、達人男子のことを、あんなにやんちゃで怒られてたのに、、、いまやかっこいいパパだねぇ、見直す!などと口々に感嘆詞が飛びだしたのでした。
聞けば、達人男子くんは、子どもの頃からずっと遊びといえば自然の中で、変わらないスタイルのようで、今も虫が大好きなのだそう。
似たようなところで育っても、見るもの、聞くもの、影響を受けるもの、それぞれ違うんだなぁととてもおもしろく感じたのでした。
それぞれの3家族の子どもたちも、ほぼ同じような年の小学生。パパとママたち、きみたちくらいの頃から知り合いなんだよぉ、みんなほとんど変わらないものだよぉ、、、としみじみしたり。
達人男子は、当時本当にいたずらばかりしていた記憶ですが、笑
中学の頃、学級委員などをして目立ったがゆえに、やたら先輩から呼び出されていたわたしが、また例のごとく理科室だかどこだかに放課後に呼び出しを食らっていたときに、
忘れ物をしたふりをして、様子を見に来てくれたんですよね。
一瞬、すごく心配そうな視線で見てくれたときの表情って、今でも忘れていないな。
あの頃、学校に行くのが憂鬱でしたが、でも、あまり気にすることなく楽しめたのも、そういう勇気あるちょっとした思いやりのおかげかもしれない。
帰り際に、生き物、飼う以上は大事にすんねんで、わからへんことはいつでも聞いておいでと、子どもたちに話す様子を見ながら、とても温まりました。
おかげで、毎夜、毎朝、虫かごを見ては、あ、ちゃんと食べてる!などと笑顔で登校・登園しています。