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佐々木恭子の行き当たりばったり

笑育。

2016/08/27 18:56
posted by 佐々木恭子
食育、旅育、、などの言葉が定着してきたなか、今日、『みんなのニュースウィークエンド』で取り上げたのは、「笑育・わらいく」。
番組が取材させていただいたのは、2度目です。

笑育とは、松竹芸能の漫才師さんたちによる出前授業。

実施されたのは、東京理科大学です。

計9回の授業で、ボケ、つっこみ、ネタ作り、空気を読む、あるいは空気を作っていくことを学んだ学生さんたちが、発表会でチャンピオンを決めました。

ここまでが1回目の放送。

2回目の今日は、チャンピオンたちが1カ月の猛練習を行って、プロの漫才師さんたちのライブでステージに立つ姿を追っていました。

なんだか、間が絶妙になっていたり、より息が合っていたり、、、さぞかし練習しただろうなぁというのが画面からも伝わってきて、実際にお客様たちにもウケていましたが、

1番感じたのは、舞台の空気を楽しむにまで至ってる!堂々たる姿でした。

授業が行われたのも、教師を目指す学生が多いにもかかわらず、コミュニケーションが苦手。笑いこそコミュニケーションのエッセンスが詰まってるということで試みられたようですが、


改めて、思いました。


コミュニケーション、練習でうまくなるんだ!



体験した学生さんも、

一方通行ではなく相手にどうやったら伝わるかを考えるようになった、
人を見る目や、世界を見る目そのものが変わった、何かおもしろいところ、いいところを探すようになった、と、

清々しい顔で話されていましたし、説得力が増していました。



世の中、センスがいいかどうかで語られているものが多い気がします。


それこそ、話し上手か、ファッションも、笑いも、生き方も、、、。

確かに、その道のプロの超一流になるには、類い稀なるセンスが必要なのだとは思います。


が、多くのことは、ただ、練習したことがない、練習の仕方を知らない、あるいは練習してみようと思ったことがないことばかりなんだなぁと思いましたねぇ、、、。


わたしも、苦手なこと、たくさんあります。でも、苦手なんじゃないわ、そもそも練習してないわと気づいてしまいましたねぇ。

パソコンスキル、とかねぇ、、、。

と書きながらちょっと気が重くなりましたが、練習したら必ずわたしにもできる!と少なくともそんな勇気をもらう企画でした。