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佐々木恭子の行き当たりばったり

今年こそ、、、。

2016/08/14 10:57
posted by 佐々木恭子
明日から、待ちに待った夏休みです。

子どもが小学生や幼稚園、社会生活が始まると、行事やらなにやらあって、夏休みがとれる日がものすごく限られてくるのが、新発見の夏です。


さて。

ここのところ、身ぐるみ盗難にあったり、旅行先でいきなり夫が開腹手術になったり、、、、と、それはそれはやつれる夏休みが続いておりました。笑

決して望んでない経験でしたが、でも、過ぎてみれば笑えるようになるものです。

一昨年は、慣れぬ地で警察に行くことになり、でも、夫のパソコンスキル、わたしの懇願コミュニケーションスキルで切り抜け、喧嘩することもなく、お互いがいてよかった〜、を再確認。

昨年はさすがに、これまた慣れぬ旅行先でいきなりの手術で、わたしもパニック。病人に優しくしてあげたいのに、それもできずに、もう子どもを守ることに必死でした。やはりお互い健康あってこそだね〜〜、お互いの健康は、自分たちのためだけではないんだね、と再確認したのでした。

いよいよ今年。
まんじゅうこわい、、、ではないですが、少々夏休みこわい、、、笑、、、気分を超え、荷造りし始めると俄然、元気が出てきました。

どうか今年こそ平穏に過ごせますように。と、殊勝なきもち。

夫が単身赴任の我が家では、夏休みは貴重です。
どうか時間を奪わないでください、、、。

しかし、望まぬ経験も、自分の人間力を高めていってくれる気もするんですよね。失敗や困難の引き出し、時間が経つと少しずつ整理整頓されていく。


昨年も、パニックながらも、助けてくれる友人や、思わぬ人の優しさに触れて、本当にひとりで生きてるわけじゃないことを知りました。

無理をお願いして、1日休みを延ばしたもの、それでもまだ入院中の夫をおいて帰宅しなくてはならず、、、

最後のバイバイは、点滴をぶらさげて、白い病院着のまま。

いつも、わたしより前向きな息子が、フードを被ってさめざめと、声も出さずに泣いていたのを、覚えています。

今朝、改めて、その話になりました。


あのとき、なんで泣きたくなったの?

うーん、もっともっとパパと一緒にいたかったんだ。

としんみりすると思いきや、あのときのパパの悲壮ぶりに、2人で思い出し笑いが止まらなくなったのでした。
ひどいわ、わたしたち。

笑えるようになってよかった。


笑うたびに引き出しが整理されて、軽やかになっていきます。


今年こそ、平穏にたくさん遊べますように。