今日、ニュースの中で、広島・原爆資料館の千羽鶴について取り上げました。
初めて知る事実がありました。
全国各地からあまた送られてくる、膨大な千羽鶴。それを四年前から、リサイクルをしているそうなのです。
1枚、1枚、手作業でほどいていく。丁寧に。
手がけるのは、さまざまな障がいのある方たち。
ほどくと、文字が見えてくる。
愛、とか、
世界から核がなくなりますように、と
祈りや願いがこめられていることも多々あるんだそうです。
そして、ほどかれた紙はまたきれいに、再生紙の折り紙として商品化されていく。
作業を手がける方が学校などに出向いては、折り紙にこめられた意味を、次の世代に語り継いで、一緒に鶴を折る。
1枚の折り紙がたくさんの祈りをのせて、継がれていく。
その様子は、まるで鶴に命が吹き込まれているようで。
千羽鶴って、千という塊に目を奪われていたけれど、
ひとつひとつの祈りの集まりなのだということを改めて思いつまされたのでした。
終戦の日に、子どもに話してみようと思います。