まぁ、そもそも涙腺の緩いわたしではありますが、今日もナレーションの途中に、一瞬、胸がうぐっと突かれるような熱さがこみ上げました。
CS『東京YOUごはん』。
西葛西で22年続くおでんやさんをご紹介したところ、
カメラがお店に入った途端、きりっとした佇まいと暖かさが画面に流れるのです。
大将と女将さんは、ご夫婦。お二人の顔が、また美しいのですよね。
造作がどうという範疇ではなく、お二人とも包まれるような声と表情で。
出されるおでんが、また美しいこと。
はんぺんの弾力、緻密に面取りされた大根、、、。
画面を観ながらYOUさんが、なんてきれいなお出汁!と連呼するほど。
そうなんですよねぇ、豊かですっきりして、濁りのない色のお出汁に目が釘付けでした。
お人柄と料理って、やはり似た空気をまとうのでしょうねぇ、、、。
その秘訣は、、、女将のひとことに凝縮されてました。
もう長年、(夫婦で)一緒にやってるけど、わたし、だいすきなのよ、と大将に向かっておっしゃるのですよ。
胸をつかまれますよねぇ、、、。
大将も、堂々とその言葉を受け止めていらして。
長年連れ添ってともに仕事もすれば、何も波風立たないことはないはず、、、とは下衆の勘繰りですが、笑、そんなことを悠々と超える信頼のような、単に愛というのは陳腐なような、
もう、まさに夫婦の年輪のようなものを一瞬で感じちゃいましたねぇ。
この番組のナレーションを担当していると、いつか行ってみたいお店リストが増える一方です。