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佐々木恭子の行き当たりばったり

はちきれそう。

2016/07/06 12:57
posted by 佐々木恭子
息子が小学校になり、ひとりで行き帰りするようになってから、ずいぶん手が離れた気になっておりました。

2人分のお稽古ごと含め、パズルのような、毎日いくつ締め切りがあるんじゃい!な生活も、慣れてきたつもりでおりました。
お稽古ごとは、義務じゃない。やらせると決めたのは親だし、、、愚痴を言うまいと思ってもいたわけです。


いやしかし、まもなく夏休みが近づいてきました。

働く母にとっては、長い葛藤期です。

また来たかー。

夏休みに安心できる居場所をつくるために、申し込み書類を書いたり、手帳をみて自分のスケジュールとにらめっこしている間に、なんだか呼吸が浅くなってました。

イライラしてるのが自分でもわかる。

こころの奥底に、塊のような感情があります。

世のお父さん方は、このきもちわかってんのかなー、いやその前に単身赴任の夫と分かち合うのが先だな。
なんでこんな大変なんだろー。わたしだけが、こんなに大変でかわいう、、、。笑。完全に、悲劇のヒロインループに入ってく。


書くと笑えるのですが、確かにこんな気分に陥るときがあるのです。

オトナに戻るわたしは、それぞれに言わないだけで、100人いれば100通りの事情や大変さがあることは、重々承知なのですが。

いやいや、好きでやってるよね、解決できる道はあるはずよね、自分ひとりで抱える話じゃないよね、とまずは深く息を吸ってみました。

久しぶりに読んだある方のブログで、子どもが小さいとき、働くこととのバランスではちきれそうだった、でも、そんな時期は一瞬だから、諦めないでー、と書かれており、

すうっとつっかえがとれるような気持ちに。
そうだ、はちきれそうなときってあるよね。認めればいいんだなー。ひとりでイライラする前にね。

必要なときに、必要なメッセージに出会うものです。

そして、そんなわたしを察してか、今朝は娘が、

ママのおなかにいるときね、早くうまれてきたかったんだ、だってね、ママに早く会いたかったの、

と涙なくして聞けないことを言うではありませんかー!!

えー、こんな鬼みたいな顔したママでもー?!


胎内記憶って正しいかどうかではなく、その親子に必要なストーリーを紡ぐものなのかもしれません。


子どもと一緒にいるたくさんの時間はないけれど、いられる時間はゲラゲラ笑って過ごしたいです。ほっ。











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