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佐々木恭子の行き当たりばったり

EU

2016/06/25 19:18
posted by 佐々木恭子

2度の大戦後、平和の構築に向けて、主権国家同士の国境の壁を低くすべくできた共同体。

その理念と実行にノーベル平和賞が贈られたのも、記憶に新しいです。

決して真面目な学生ではなかったけど、フランス社会の授業をとっていたので、ECからEUの流れは、まさに歴史をリアルタイムで見るようなきもちでした。

ひと、もの、カネの移動が自由になる。

通貨が統一される。

社会人になってヨーロッパ旅行をしたときにも、まるで国内旅行のような感覚で行き来できることに、驚いたものです。

細かなことはまるで覚えていないものの、授業で唯一記憶しているのは、

多様性を超えてひとつの共同体を作る動き、世界がグローバル化されていくなかで、かえって、己はなんぞや?のアイデンティティを確立する動きが起きてくる。

民族紛争しかり、もう一度主権国家を取り戻す動きしかり。


ニュースを伝えながら、まざまざとその予見が蘇ってきました。


と硬く書きましたが、明日のワイドナショーで、報道の風間大先輩が、平たく例え話にしてくれて、それがものすごくわかりやすいです。

たしかに、みんな仲良くねーおもちゃは取り合わない、お互いのおうちも行ったり来たり、気楽にしようね、と、だいたい同じ経済環境にある仲間たちのところへ、どんどん仲間が増え、仲間内に格差があり、

ルールでがんじがらめになると、


いやはや、ルール窮屈だし、とその反動が起きているのも理解はできます。

この結果が、今後世界にどんな影響を及ぼすのか、予見はできないけど、とても気になります。

どんどん内向きになって、異物を排除しあうようなことにはなりませんようにと願うばかりてす。