『海よりもまだ深く』を観ました。
みんながなりたい大人になれるわけじゃない。
でも、なれなかったとしても、人生が終わるわけじゃない。
些細なことに泣き笑いしながら、怒り、罵りながら、そして現実的にどうにかお金を工面して生活している。
母であり、祖母でもある樹木希林さんの存在が、すべてを包み込んでいます。
世間的にはダメ男の息子を、叱咤しつつ、ただそのままに愛す。
目の前にいるのが、どうしようもなく、我が子なのだと。
いいところも、ダメなところも、全てとはいかなくとも、どこか親の影響を受けているのだから、と。
格段ドラマティックなわけではないのに、なんでしょう、観終わって、優しく背中を撫でられながら、後押ししてくれる気分になるのは。
そして、映画の中でも、キッチンのシーンがとりわけ好きでした。
ごはんが基本。
ごはんが会話を生み、心身を育て、味の記憶がしあわせをつなぐように思うのです。
といえど、料理は得意ではないです。まったく。
きのうのブログのとおり。
むしろ、義務感です。笑
娘の幼稚園は、お弁当。わかってはいたものの、時々、起きるのさえ必死です。
しかし、お弁当箱が空になって帰ってくると、それだけで、うれしい。
嫌いなものをこっそり入れても子どもたちは食べませんと先生からアドバイスをいただきましたが、わたしに似て強がりな娘は、幼稚園ではすべて平らげてきます。笑
あれー、きらいなタマゴやき、野菜、食べられた?
うん!おっきくなりたいから!と飛び跳ねながら嬉しそうに報告してくれると、大したことはしてあげてないけれど、
いつかどこか、愛されているという記憶になるといいなと願いつつ。
そして、娘がオトナになる頃、もっと働きやすい環境になっていることを、信じつつ。
今朝も、朝から冷凍食品の解凍で、レンジ大活躍、、、でした。笑