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佐々木恭子の行き当たりばったり

受け取る。

2016/05/27 15:12
posted by 佐々木恭子
今日もまた、新人研修のお手伝い。ふと思い出して、こんな話をしました。


エッセの座談会で出会ったひろっしゅコーチとお話していると、すさまじい才能に気づいてしまったのです。

それは、受け取るチカラ。


通常、なにか褒め言葉を相手に口にすると、首をブンブン横に振り、

そんなことないですよぉ。たまたまです、とか、周りのおかげですよぉ。と返ってきます。

すてきなお召し物なんて言うと、
バーゲンで安かったんですよぉ、とか、

それはそれで謙虚で好きです。


しかし、ひろっしゅは違います。

えー、そんなこと言ってもらってうれしいー、ありがとー、と受け取ったあと、
さらに掘り下げます。


どうしてそう思ってくれたのー?



受け取ってもらえると、伝えた側もうれしくて、それはそれは丁寧に詳細を説明します。あれやこれや。



そして、それも全部受け取ります。

いやぁ、自分でもまったく気づいてなかったー!強みだと思うことにするー!と、
目を輝かせて喜んで受け取ってくれると、

口にした方も、相手にすてきなことをしたようで、うれしくなるのです。

いいエネルギーの交わし合いになるのですよね。


わたしが、新人のときから、こんな勇気ある一歩踏み込んだことが素直に聞けてたら、自信なさすぎてグジュグジュ、ジメジメした20代ではなかったかも、と思うのです。


受け取るって、自分のためはもちろん、相手のためにもなるんだと、ようやく気づくようになりましたが、


先ほども、私に、すてきなカゴバッグと言ってくださった方に、

ありがとうございます、気持ちが軽くなりますよねぇ、あ、でも、今日は肌寒くて、ちょっとカゴは合わないですね、とか、


ひとりでペラペラしゃべってしまうわたし、、、、。

いらんことまで、、、、。

慣れてないんだ、なぁ。笑