FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

佐々木恭子の行き当たりばったり

プロの情熱

2016/02/20 19:50
posted by 佐々木恭子
きのうは、めちゃイケ!の声でおなじみ、木村匡也さんが、わたしたちにナレーションを教えに来てくださいました。

ナレーションは、映像を説明する言葉。

否!

『VTRに魂を入れる』仕事。

ナレーションのスキルはもちろんのこと、ご自身の仕事を語る圧倒的な熱量に、もう、一言も漏らすまいと、放心状態で聴きました。

伝える、ではなく、訴える。

日常の様々な体験、美味しいとか、ああ、いいなぁ、とか、そういった場面でどんな声で表現しているか、記憶していくそうです。

そして、再現する。


もうずいぶん前に、渡辺謙さんにインタビューしたときには、

あ、こういうときこんなふうに感じるんだ、と、場面の感情を記憶していくとおっしゃっていたのを覚えています。だから、すべての経験は無駄ではない、と。



そう考えると、生きる張り合いが変わりますね、、、。


プロ中のプロの情熱に圧倒されますが、
でも、表現の仕事であってもなくても、活かせる気がします。


同じ言葉でも、この人がありがとうって言ってくれると、なぜかうれしいのが倍増する、
あるいは、褒めてくれているような気がするのに、疑いたくなる、、、とか、

日常のコミュニケーションで、

様々な感情をやりとりしていますものね。

自分にとってうれしくなるような言い方、声、抑揚、
どんどんマネしていってみたいな、と、早速思う次第です。


学ばせてもらえることが、、、ありがたくて、たまりません。