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佐々木恭子の行き当たりばったり

忍耐力

2016/01/28 14:38
posted by 佐々木恭子
先日、予防接種を受けたムスメ。


日頃からお医者さまに行くのは大好きなのに、さすがに注射はいやだと言うので、
なだめつつも向かう。

着いたら接種の申し込み用紙を家の階段に置きっぱなしにしたことに気づく。
落ち着け、わたし、、、。

えぇぇぇぇ、またムスメと歩いて戻って、再び来院するとなると、その後の予定が玉突きで遅れる、、、とかなりガックリしたのが一目瞭然だったのでしょう。

たまたまその時間他の患者さんがいなくて、先生ご自身が、一緒にお嬢ちゃんと待ってるから、取りに返ってらっしゃい、とおっしゃってくださいました。

ありがたや。


ダッシュで用紙を握りしめて病院に戻ると、先生のお膝で本を読んでもらっている。

その温かな流れの中で、注射前検診もニコニコのムスメ。

しかし、針にクスリが投入される様を見ると、
あー、あー、あーと、3度雄叫び。

よし、あっという間だよと声をかけている間に注射は終わり、全くケロっとしている。

先生や看護師さんたちから、
我慢強い子だねぇ、と口々に言われてご満悦のようでした。
シールもいただけて。


我慢強いという言葉に、つい想いを馳せてしまいます。

いつぞや、貴ノ花親方ご自身が100の取り組みを振り返るDVDを収録する際、聞き手としてうかがったら、

佐々木さん、テレビで拝見してると忍耐強い方ですよね、と言われて大変驚いたのでした。

あの忍耐と努力の塊の貴ノ花親方からご指摘受けて、とても名誉に感じた記憶でもあります。


どうも、テレビで苦虫かみつぶして見えてたのかな、、、笑。


話はムスメに戻りますが、
ある意味忍耐強く、自立心旺盛な様子を見ていると、

よく頑張ったねぇと褒めると同時に、違うささやきもしたくなるのです。

もっと、痛いときは痛い、泣くときは泣く、姫に生きろ、って。

あなたはひとりでも大丈夫と言われてきましたが、

あぁ、もう放っておけないですよ、と時には言われてみたい、、、。

妄想、、、、、、。

ちょっとした優しさや手助けをいえ、大丈夫ですときっぱりするのでなく、

うれしい、ありがとうとふんわり包みこめる姫体質を備えたいものです。