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佐々木恭子の行き当たりばったり

プロのサービス。家編。

2016/01/22 13:04
posted by 佐々木恭子

先日、念願のライフオーガナイズのサービスを受けました。

4時間に渡るヒアリングと、いまの我が家の現場検証。
全ての扉をオープン!にして人さまに見ていただくのは、案外と気持ちのよいもので。
えぇい、この際もう全て見てくださいと、ドクターの前で無防備になるような気分。笑

ここからスタートなんだと、洗いざらい見ていただき、話を聞いていただきました。

つまり、どう暮らしたいのか?

すっきり住みよい整理整頓が済んだあとで、どんな時間が欲しいのか?

家って、根っこの深い想いがあるんだなと、我ながら気づきました。

いまいる場所を、もっと好きになりたいんだなぁ、と。


三世代で住むのは、親の時代の価値観との相克でもあります。


いつ来るかわからないお客様のために新品をストックし、自分たちは古いものですまして、お気に入りはついぞ登場しない。

もったいない。いつか使う。

もちろん大切なこと。
でも、今や捨てることにもエネルギーもお金もかかる時代は、生活の代謝を上げないと、自分が苦しくなるのですよね


ひょんなことで始まった三世代の暮らし。

望んでそうなったというわけでなく、新しい生活の拠点をどこにしようか、長男の妊娠中に、大きくなっていくお腹とはち切れそうな夢想で溢れていたところに、様々な事情でいまのカタチになったのでした。

すっかり物置になっていた部屋。

覚悟を決めて選択して、久々に住むことになった実家で、長男の育休中途方に暮れながら、どこにぶつけてよいかわからない怒りで泣きながら片付けていたのを思い出します。

微妙にサイズの合わないキッチンや、窓が多いゆえの寒さや、収納さえなかった水回りや、
時には設計者や大工さんまで恨みながら。(単なるわたしの八つ当たりなのですが。)

そして、母からもう20年近く前に、ちょうどいまの家を設計中に、いろいろわからないから相談に乗ってほしいと言われながら、そんな才覚や時間的余裕のなかった、仕事漬けだった自分の20代にも悔恨の念が湧いたり。



今では、限られた時間と予算の中で、関わってくれていた人はベストを尽くしてくれていたのだと思いますし、
わたしも真剣に向き合うには、あまりに暮らすことに興味がなかった。


ようやく、わたしの中で機が熟したのだと思います。


なので、大掛かりなリフォームができない分、しみじみと家を愛せる場所にしたいという根っこの思いがあるのですよね。

でも、それも人が聞いてくださることで、気づく感情でもありました。


これから、今ある中でのベストで、子どもたちの部屋を作り、

流れるような家事の導線が確立されて、朝五分のゆとりで出かけられますように。


そのために、今朝も書類やらなにやら出してみたら、いきなりうんざり、、、しましたけどね。笑


がんばります。








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