FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

エコラ〜Ecological Life〜

ご卒業。

2015/02/27 14:43
posted by 藤村さおり
本日をもって、我らの益田由美アナウンサーがご退職なさいます。

く〜っ。涙
なんと寂しく悲しいのでしょう。

還暦まで勤め上げた由美さん。

なかなかできることではありません。


かれこれ20年前に受けた由美さんが講師の新人研修では、
「スタッフは一緒に物作りをする仲間だから、
カメラさん・照明さんではなく、
○○さん・△△さんとお名前を呼ぶ」
とか、

「取材でお世話になった方には必ずお礼状を書く」など
仕事上での益田流を伺い、

“なんて礼儀正しい温かい方だろう”と、
座学でウルウルしてしまったのを昨日の様に思い出します。


それ以来、
一歩でも由美さんという人柄に近付きたいと、
目標にしてここまでやってきた感があります。


「ひょうきん由美さん」。

確かに、そういうことが大好き!な由美さんではありますが(笑)、

このお名前とは裏腹に
実はとってもとっても繊細だし、
クレバーだし、
意外にも目立つことがお好きでない方なのです。


出張が多く、たまにしか東京にいらっしゃらない由美さんと
たまのランチをご一緒させていただき、
昔のフジテレビの話を聞く度に
よく頑張ってこられたなと、しみじみすることが多かったように思います。


由美さんプロデュースのアウトドア番組「晴れたらイイねッ!」で何度も一緒に出張に行きました。


一緒に寝泊まりするって、長くその人と一緒に居る分、その人のことをよく知ることができますよね。

「晴れたら〜」は、仕事しながら
先輩後輩が仲良くなる絶好のチャンスだったと思います。
それを作った由美さんの功績は、
フジテレビアナウンス室にとって、とても大きいと思います。


ちょっと脱線しましたが、
出張先では色々なことを教えていただいたな〜。

みんなでいっぺんに喋らない。

カメラに対してどの向きで立つべきか。

物の見せ方はこの方がよい。

全部、今のアナウンサー生活に生きていて、
私の血となり、肉となっています。


現場に出ると、出役は一人のことが多いから、
こういうアドバイスは本当〜にありがたかったです。


手芸が得意で、何でもご自分で作ってしまう由美さん。
「これもそうなの〜」とワンピースやバック、ベスト、アップリケを見せていただいたな。

圧縮ニットのやり方も由美さんに教えていただき、
私の着なくなったセーターを由美さん方式で圧縮し、
娘のスキー用のセーターにしたのも、ご伝授のおかげ。

由美さんの素敵さは、全然書き足りません。


心にポッカリ穴があきますが、
これからはフリーのアナウンサーとして活動なさるとのこと。

大手を振ってお見送りし、今後のご活動を応援したいと思います。

今までありがとうございました。
心からの感謝を込めて。