FUJI TELEVISION Announcer's Magazine アナマガ

吾輩は褐色である

表紙撮影の裏側その2

2016/01/12 19:15
posted by 榎並大二郎



フリフリ♪



フリフリ♪





振袖姿を榎並に褒められ、しきりに袖をフリフリする永島。





榎並 「(…永島?さっきからやけに袖をフリフリしているんだろう…)」


永島 「榎並さん♪振袖って、昔は恋心を伝えるサインだったって知ってました?」


榎並 「え…?」





―江戸初期、女性から恋愛感情を伝えることが禁忌とされていた時代において、

 意中の相手に袖を振ることで、女性はその秘めた想いを伝えていたという。

 恋愛の際の「振る」「振られる」という表現も、ここからきているとされている。





永島 「なんだか、ロマンチックですよね…♪」




榎並 「そ、そうだな…(永島…やたらとこちらに袖を振っていなかったか!?)」




胸の高鳴りを覚える榎並。


ふと、永島が改まった表情を見せる。






永島 「榎並さん…」


榎並 「ど…どうした?(まさか…この流れは…!)」






ジッと榎並の目を見る永島。







永島 「そろそろ着替えたいんで出て行ってもらえますか?」

榎並 「ズコー!!!」





2016年幕開けを飾る、盛大な勘違いをかました榎並。





榎並 「は…はは!すまんすまん!」

永島 「フフフ、ごめんなさい♪」





榎並がそそくさと部屋を出ようとする。






永島 「…でもなぁ。」





榎並 「どうした?」


永島 「せっかく綺麗に着付けてもらったから、着替えるのがもったいなくて…」


榎並 「はは、悩ましいねぇ。確かに振袖は独身のうちしか着られないしな。」


永島 「独身のうち、かぁ。」





そう呟くと、まじまじと振袖を見つめる永島。





榎並 「あらら、また着替えるのが名残り惜しくなること言っちゃったかな?」

永島 「違うんです…そのぉ…」

榎並 「…?」

















永島 「振袖もそろそろ卒業したいなぁ、なんて…」




榎並 「…お色直しは、何回にしようか。」






※本記事は榎並のしがない妄想である。
※久々に妄想ブログを記したが、30歳にもなると厳しいものがあると痛感した。